SSブログ

拝啓 個人投資家様〈36〉 [雑感]

☆総裁候補は参議院選の敗北、現状の閉塞感の分析が必要だ。

この2年間で日本の首相は2人も変わりました。その間、改革は停滞し
景気は悪化し閉塞感が日本を覆っています。
アメリカのサブプライム危機を言い訳にすることは容易いですが、本当
は、自民党政権が真剣に参院選での敗北の要因を分析せず、国民の
感覚と遊離した政策を採り続けてきたことによる部分が大きいのでは
ないかと思います。

政治の先を見通す目では、天才的だった小泉元首相が昨年11月に
外資系証券のセミナーで基調講演をしたときの発言に、今の総裁選
の争点があるような気がしますので、抜粋してご紹介します。

昨年11月13日に小泉元首相はモルガン・スタンレー主催のシンガポール講演で以下の発言をしていました。

私達の自民党は7月の参院選で大敗しました。多くの評論家が、今回の敗北は小泉改革の行き過ぎによるものであるものと言いました。それは全くのナンセンスです。もし日本が苦難に直面しているとすれば、それは改革が行き過ぎたからではなく、足りなかったからです。
両方の政党が改革路線に戻らない限り、今日の政治的利益は、明日の経済的苦痛になります。私達に必要なものは改革の後退ではなく躍進であり、減速ではなく加速です。

日本は程なく次の総選挙を実施することでしょう。この選挙は、今後10年間における日本の経済と政治ビジョンを明確にする選挙になると思われます。
開かれた議論の政治、開かれた市場の経済、自助努力の理念、私達の将来に関するビジョンを率直に議論して民主的に決定する。すなわち希望の政治であります。
悲しいことに、一部の政治家は不安の政治を好んでいるようです。彼らは有権者を犠牲者として扱い、支持を集めようとします。政治の世界では、不安をあおることは改革を真剣に考えていない人々の政治です。

希望の政治、改革の政治以外に、日本が明るい未来を実現する手立てはありません。不安のビジョンを与える政党は敗北します。希望のビジョンを与える政党は勝ちます。日本が改革の道に戻ると考える理由はこれです。
タグ:小泉純一郎
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。