株式 喫茶〈３２７〉

☆1982年10月7日以来26年ぶりの水準

今日はよく７０００円台を維持できたと思います。
朝方誰もがバブル後安値更新と思っていたところに、９時から
中川財務・金融相が会見と報じられ何かでるかと思いましたが、
内容は１１時３０分に麻生さんに会うというものでした。
そしたこともあって、前場は上昇したりしました。
しかし昼前に発表された内容は、まったく内容のないすでに新聞
等で報じられていた内容を検討指示といった、市場を小ばかにした
ものでした。証券優遇税制の継続ですら検討指示だそうでまだやる
ことも決まっていないようです。

時事通信の首相動静によれば、今日の麻生首相は株式市場が
バブル後の安値を更新していた９時４２分私邸を出発し官邸到着
は１０時６分だったそうです。危機意識が乏しいと思います。
そうした中、今日の状況は
日経平均は7162.90円（6.36％下落）TOPIXは（7.40％下落）
TOPIXコア30は（8.19％下落）となってしまいました。

麻生政権は９月の発足時から前方に乱気流が見えているのに、役人
まかせの自動操縦を続け危機を拡大しているようです。
９月に与謝野さんは｢ハチがさした程度｣といっていましたが、当時の
茂木前金融相は｢ハチにもいろいろいてスズメバチかもしれない｣と
いっていました。どちらが事態を正確に把握していたのでしょうか？

筆者も含めて国民はパイロットの交代を望んでいます。日経新聞の
サンプル僅か１０００人にも満たない世論調査をたてに解散を逃げる
のは正に今の自民党にもはや政権担当能力がないことを表明してい
るようなものです。麻生内閣の不支持の理由は政策に期待がもてない
です。今日の一連の動きをみてもまさに何をかいわんやです。
アインシュタインの言葉に｢問題は、その問題を引き起こした考え方
と同じ考え方をしているうちは解けない｣という有名な言葉があるそうです。
まさに、今の日本に当てはまる言葉だと思います。

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