拝啓 個人投資家様〈４９〉

☆麻生首相のインフルエンザCMは２億８７８３万円

今日の東京株式市場は年初来高値更新したものの、日中
値幅は今年最小55.84円。
来週月曜日は満月ですが何か起こるか？週末はメジャー
SQが控えています。

今日、民主党の岡田幹事長が記者会見で、西川氏の続投
問題で発言しています。「麻生太郎首相のリーダーシップの
無さを改めて見せつけている。人事ひとつでこれだけどたばた
するのなら、本当に何か大きな出来事が起きたときに対応
できるか」筆者もまったく同感です。選挙対策かどうか知りま
せんが大枚を払ってインフルエンザを利用してCMをしている
場合ではないでしょう。
関西圏の経済的影響をどう考えているのでしょうか？
昔、かいわれを食べた大臣がいたり、牛肉を食べた大臣が
いましたが、麻生さんも、神戸、大阪、京都と回ってきたら
どうでしょうか？

本日の日経新聞朝刊『大機・小機』をご紹介します。
「レッテル張りの議論はやめよう」ぜひテレビの報道関係者
には読んでほしいと思います。以下抜粋ですが、
日本では、「レッテルを張って終わり」という議論がしばしば
見られる。第１に、例えば「市場原理主義は誤りだった」という
議論がある。しかし、そもそもすべての経済活動を市場原理で
律すべきだと考えている人は存在しないのである。
本当に議論すべきことは、市場に任せるべき分野と規制すべき
分野をいかに区分し、必要な規制をいかに効率的に実施するか
ということだ。
第２に、例えば「世襲の代議士は制限すべきだ」という議論があ
る。本当の問題は、２世議員が多くなるという表面的な現象では
なく、選挙の過程の中で候補者同士の政策論争が分かりやすい
形で有権者に提示されていないことだ。２世議員が選ばれやすい
選挙の仕組みを問題にすべきである。
第３に、例えば「天下りは廃止すべきだ」という議論があるが、本当
の問題は、公務員の再就職そのものではなく、それが税金の無駄
遣いや、過剰な規制につながらないようにすることだ。
レッテル張りの議論は、本来必要な丁寧な議論を入り口の段階で
切り捨てることとなり、言論の質を著しく低下させるものだ。ぜひとも
やめてほしいと思う。

タグ：インフルエンザCM 日中値幅最小 リーダーシップ 大機・小機