拝啓 個人投資家様〈５８〉

☆民主党政権のマーケットセンスのなさにマーケットは不信？

今日は筆者が以前から感じている民主党政権のマーケット感覚のなさを痛感することが２点ありました。

まず一点目は、直嶋経済産業大臣がGDPの発表前に数字を話すという失態です。
本人は発表時間を知らなかったとニヤニヤ言っていたようですが、そういった簡単な問題なのでしょうか？
例えば、今話題のJALの再生計画を発表前に事前に知り合いに話すといったことと同根ではないでしょうか？
鳩山首相も簡単な問題などど思わないほうが言いと思います。こんな人物が経済産業大臣であることは色々な面で問題であると筆者は思います。更迭されてもしかたがない問題ではないでしょうか？

２点目は今日発表されたGDPを受けてデフレを認識したことです。バブル崩壊以降、日本はデフレ経済が続いており、解消できていません。その主犯はやはり中央銀行である日銀の金融政策の舵取りにあったと思っています。そうしいた日銀の政策に対して、民主党は２００８年自民党政権が日銀副総裁候補にした伊藤隆敏氏をインフレターゲット論者であるとして承認しませんでした。
今の世界各国はディスインフレであってもデフレではありません。日本だけがデフレからのがれられないでいるのです。しかし、民主党も気づかないより気づくほうが良いには違いありません。
はたして、民主党にデフレ脱出の妙案はあるのでしょうか？
亀井大臣に言わせれば、ユニクロやニトリが海外で安いものを作ってうるからだと言うかも知れません。しかし日本の会社がやらなくても、パソコンなら台湾メーカー、液晶なら韓国メーカーといったようにグローバル経済ではどこかで、誰かがやります。
それを封じ込めようと思ったら鎖国でもするしかありません。保護主義を批判してきた日本に都合の良い論理は通用しないでしょう。

国民新党が平沼グループと統合する動きがあるようです。ぜひ自民党の一部の方も入れて、これが古い政治だと言った新党を作ってほしいと思います。新党日本は主義主張が違うのでたぶん参加しないと思います。
既得権益擁護、改革に後ろ向きといった勢力があちこち分散しているよりも一箇所に集まってもらったほうが有権者としてはありがたいです。筆者はまず支持しませんが・・・頑張れ亀井さんと言いたいです。

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