拝啓 個人投資家様〈５４〉

☆政権交代まで後１週間程になりました

今日は以下４点をポイントに書きたいと思います。
・マスコミについて
・自民党について
・民主党について
・みんなの党に期待すること

まずは、マスコミ報道ですが今日の早朝のTBSの情報番組で司会が無知極まりない発言をしていました。
内容は「これから自民党と公明党の連立はどうなるのでしょうか？」といった発言で、コメンテーターに連立野党はありません。連立は与党だけだと注意されていました。こんなレベルの司会者が、政治についてどうこう発言するこの国の報道（情報）番組のレベルにはまいってしまいます。

自民党は選挙で大負けして１週間以上経って、ようやく今日首班指名で「若林正俊」と書くことを決めたそうです。
首班指名とはこの国の総理大臣はこの人だという人の名前を書くべきものですが、自民党の議員は若林さんが総理に相応しいと思っているのでしょうか？まるで、テストで答えがわからなくて、白紙はまずいからなんでもいいから書きましたと同じレベルです。
今日の日経朝刊大機・小機の一節ですが、前回の「総選挙」で有権者は、この改革路線を支持したはずではなかったか。それが手のひらを返して・・・・・・とは思わない。手のひらを返したのは、むしろ「ポスト小泉」の政権ではなかったか。安倍晋三政権で「骨太の方針」から「構造改革」の４文字が消えた。麻生太郎首相にいたっては郵政でブレまくり「１００年に１度の危機」を口実に理念なきバラマキに走る。４年前は改革シンパだった有権者の鉄槌を食らって不思議はない。

今日、民主党の大塚耕平正調副会長（日銀出身、参議院議員）がインタビューで以下の発言をしています。
「現状を前提にすれば、財政を圧迫している経済対策は、そろそろ出口を探し出さないといけない。予算規模を圧縮するという選択肢も念頭において検討する」
証券優遇税制では「１１年度税制改革大綱とりまとめの際に検討しないといけない。そのときに経済情勢が良くなっていれば（見直し）蓋然性が高まる」
金融商品については包括的な投資家保護法制を「できるだけ早期に装備した」と述べています。
やはり民主党政権の政策は株式市場にはマイナスのものが多いようですが、マーケットとの対話を大切にしてほしいと思います。

最後にみんなの党について、昨日のBSフジのプライムニュースに渡辺善美代表が出演していました。
今回の選挙で「改革」ということばを残していた政党はみんなの党だけだったと思います。北関東・南関東・東京・東海・近畿各ブロックの比例で議席相当の得票を獲得しました。しかし東海・近畿は候補者が小選挙区での得票率で議席がとれず、比例単独候補であれば当選していたのに残念です。
民主党との連立でも、参議院に議席がないので民主党も相手にしていませんが、比例での得票は社民党や国民新党よりだんぜん多く最近の支持政党では公明党・共産党に次ぐ勢力となっています。
そこで、筆者は１０月２５日投票の参議院補欠選挙で神奈川か静岡のどちらかで候補者を擁立してほしいと思います。江田憲司議員が作った脱藩官僚の会からでも候補者を出せないものでしょうか？
今の民主党の連立協議を見ていると、みんなの党に連立に参加してほしいと思うのは筆者だけでしょうか？

タグ：自民党 民主党 みんなの党 大機・小機

コメント 2

株式市場に関して税制優遇などで投資を促すことには賛成ですが、個人の投資家を過剰に保護するのは、結局未熟な投資家を増やすだけで市場拡大にはつながらないと思います。
そんな事だから、怪しげな投資話につられて詐欺にあう人が後を絶たないんです。子供と同じで甘やかして育てれば、自分で物事を決められない投資家にしてしまうことになると思います。
民主党さんはどのような政策で、株式市場の活性化を計ってくれるんでしょうかね・・・
by papa (2009-09-08 23:14) 

papaさん　コメントありがとうございます。
この国は自己責任の原則が確り確立していないようです。
ｐａｐａさんのいうように行き過ぎた保護は投資家を成長させませんし、自己責任で投資したい人にとっては面倒な手続きが増えるだけのような気がします。
まずは民主党のお手並み拝見ですね。
by ＡＩ　リサーチ (2009-09-09 20:26)